ウエストランド河本太の顔ファンなので太のご尊顔を拝するために赤坂までウエストランド第3回単独ライブ「FANG!」を観に行った話。

まさか二日ともチケットが買えるとは。

というわけで2days公演のウエストランド第3回単独ライブ「FANG!」(公式)を、11月14日及び15日の二日連続で見に行った。おれはウエストランド河本太の顔ファンなので単独ライブには是が非でも行きたかったものの、二日とも抽選に当たるとは思っていなかった。言うてもM1優勝後初めての単独ライブだし。おれと恋人がラッキーだったのか、はたまたウエストランドの人気がないだけか。

この単独ライブのチケットはタイタンの配信(公式)というサブスク加入者に先行販売枠が用意されていて、我々は絶対の絶対にライブに行きたかったので急遽サブスクに加入したのだが、タイタンの配信に入ってまで優先枠でチケットを購入したいと考える猛者は少なかったようである。

肝心のライブの出来栄えだが、ライブを観るまでは『今日も明日も赤坂に行くのちょっとしんどい』と思っていたのに1日目のライブの帰り道には『明日もウエストランドの漫才が見られるのサイコー!!』となるほど面白かった。

1日目、井口君がいつも通り大きな声で舞台に上がったのに対して、太はガチガチに緊張していて顔は強張っているし動作もギクシャクしているしで見ているこちらがハラハラした。そして太の舞台衣装が子供のピアノの発表会に着せたら良いような白のセーター姿だったので、ついつい保護者目線になって『がんばれ、がんばれ太』と固唾を飲んで見守る漫才であった。また緊張が幾分ほぐれたらほぐれたで、太がド忘れして次のネタに入れないというハプニングも起こった。

太ってほんといつでも太なんだなぁ。

井口君は本当に忙しい中ネタを書いて、稽古日を割いて、いざ本番を迎えて舞台上では自分のペースで思い切りやりたいだろうにそこで太が足を引っ張って、だけどそれをも笑いに変えていって。本当に我慢強い人だと思うし、きっと『全てを僕が面白くしていけば良いだけ』といつかどこかの時点で諦めと決意をした人なのだろうなと感じた。

ネタをド忘れてして困った太が井口君に次のネタなんだっけ?と助けを求めた際、井口君は全く動じず「教えません。でも思い出すまで待ってあげます。」という厳しさと優しさの究極の飴と鞭を繰り出していて、痺れた。井口君はSMの女王様としても世に名を残すことができる素質を持っていると思う。

でも結局井口君は太に次のネタを教えてあげていて、井口君にとってその行為は「客を入れたショーが中断している状態を良い頃合いで切り上げて再開させただけのこと」かも知れないけれど、井口君と太の関係性からエモを摂取しているおれには大変素晴らしい御馳走として映った。

井口君はやっぱり太のことを見捨てることができないんだ、、、。尊。

ところでおれは今回の単独ライブで井口君がヒヒンする漫才が一番好きだ。井口君がビシッとスパッと正論兼暴論を吐く漫才も大好きだけど、人を舐め腐って嘲笑するヒヒンも井口君の意地悪で面白い部分が存分に発揮されていて大笑いした。

今回、二日にわたって同じ構成のライブを見たけれど、二日目は井口君が何処でアドリブを入れているのか、一日目と比べて削ったり膨らませたりした箇所も発見できた。前日のライブで得た感触から修正、改善して着実に笑いの精度を上げてくる井口君のデキル男感が凄かった。

ウエストランドを見ていると、井口君は努力して徹底的な客観視を獲得しそれを磨き続けている人なのだろうという印象を受けるし、それに対して太はどこまでも主観的に生きてきた人なのだろうと思うことがある。対極的な二人だなと思う。

そういえば、太が二日目の最後のネタの落ちの台詞を言い間違えるという痛恨のミスをして、それに対して井口君は疲れ切った喉を酷使して力を振り絞って怒鳴り散らかしていたけれど、その二人の様子をライブで見ることができておれは

「ああ、、、これがウエストランドだなぁ」

と胸が熱くなった。ファン歴は浅いのだが。

二日間もウエストランドの漫才を生で観ることができて本当に良かった。幸せだった。

そして、やっぱり直で観る太は可愛いし、顔のデキが良かった。おれはウエストランド河本太が大好きである。見た目も、外見も、ね。

さて次は11月22日の河本太の結婚記念日に行われる「ウエストランドのぶちラジ!『FANG!』反省会」@新宿ロフトプラスワン(公式)に行く。楽しみだ。

マルコポロリで弄られている井口君は最高に面白い。

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