ドーハ旅行記02 カタール航空のストップオーバーサービスを利用して、メトロに乗ってCity Center Doha mallやイスラム美術館に行ったり、夜のスークでシーシャを吸ったりしてドーハを満喫した話。あとプライオリティ・パスでハマド国際空港のAI Maha Loungeを利用した話。

2023/09/19

カタール航空QR813便は羽田空港を深夜1時過ぎに離陸、ハマド国際空港には現地時間の6時過ぎに着陸した。日本とカタールの時差は6時間なので、11時間のフライトだった。

今回はハマド国際空港で飛行機を乗り継ぎパリのシャルル・ド・ゴール国際空港まで飛ぶ予定なのだが、乗換便の出発まで19時間もあるためカタール航空のストップオーバーサービス(公式)を利用してドーハを観光することにした。

このストップオーバーサービスは、航空券の購入時に追加料金を支払うことでドーハの街中にあるホテルに宿泊できるというものである。追加料金はUS14$から利用できるので、物は試しと申し込んでみた。選べるホテルは4つ星、5つ星とランク別にいくつか用意されているのだが、おれはFour Points by Sheraton Doha(公式)というホテルにした。理由は、メトロの出口に近く、かつ一番安いランクのホテルだったからである。

さて、飛行機を降りて先ずは空港内のシャトルトレインに乗って入国審査場へと向かう。

入国審査では、審査官にパスポートを渡し、宿泊するホテルを伝え、顔と指紋を撮られておしまい。かなりスムーズに進んだので、着陸した1時間後の7時10分には空港最寄りのメトロの駅(地図)に到着した。

案内板があるので迷わずに行ける。
路線図。空港駅があるのは赤色の路線(レッドライン)。
券売機

デイパス(一日乗車券)を購入しようとすると、近くにいたスタッフが「デイパスの有効期限は購入日の終電までだから気をつけてね。」と教えてくれた。デイパスには二種類あり普通車両が6QAR、ゴールドクラブが30QAR(1,243円)である。『ゴールドクラブ??なんか乗ってみたいかも』と思いその旨をスタッフに告げると、スタッフは『え?ゴールド買うの?、、、まぁ良いけど』みたいな反応だった。ゴールドを選ぶ人がよほど珍しいのだろうか。それともおれの格好が相応しくなかったのだろうか。

改札機にかざすタイプのチケット
裏面はこんな感じ

スタッフから「ゴールドクラブ車両はスタッフがチケットの確認に来るので、その時はチケットを見せてください」と言われた。

ホームドアの掲示板でゴールドクラブ車両の位置を確認。
車両の中はこんな感じ。

特別な車両に乗り込み、まずはホテルを目指す。

RED LINEのMsheireb駅に到着
3番出口。改札から結構歩いた。
Four points by Sheraton Doha
室内
浴室

コンセントは全てBFタイプでUSBポートなし。ただ、公式サイトにはUSBポートがあることになっているので、おれが発見できなかっただけかも。

ホテルで昼の12時まで寝て、メトロに乗ってギャラリーラファイエット(地図)に行った。パリの有名な百貨店がドーハにもあると知って、どんなものかと足を運んだのである。

メトロ直結の百貨店入り口。

13時に到着した。三階建てのこじんまりとした綺麗な百貨店なのだが、客がいない。店員さんしかいない。全然賑わっていない。逆に言えばゆっくりと買い物ができる環境とも言える。売られているものも品よく高価なものばかりで、場違い感が凄かった。すごすごと退散した。

13時30分にDECC駅(地図)に到着。

地上に出るとドライヤーの熱風を顔面にくらっているかのような暑さ。

ここはCity center Doha mall(地図)の最寄り駅である。おれは百貨店ではなくスーパーマーケットこそが似つかわしい人間である。このモールにはカルフールが入っていて、おれは外国のスーパーで売られている物を眺めるのが好きなのだ。

巨大なスーパー、良い。
果物や野菜は量り売りで、スイカは日本のものより長い。1kgで3QAR(125円くらい)
読めないけど絶対的H&M感。
DAISOを発見。入店時、左下に写っている棚に鞄を預けるよう言われる。
店内商品は基本7QAR(292円程度)均一
3階のフードコート
その場で作られているわけではないお菓子を売っているお店
中央の吹き抜け広場には巨大な遊具

モール散策を終えてメトロで移動。souq waqif駅(地図)から徒歩でイスラム美術館(地図)へ。15時15分に到着。

湾の向かいに高層ビル群が見える
ここのロータリーで流しのタクシーが客待ちをし、たまに警備員に追い払われたりしていた。

それにしても暑すぎる。汗が噴き出てくる。日焼け止めを塗っても塗っても汗で流れ落ちる。

建物内はモスクみたいで美しい。奥にカフェスペースもある。

入館料は50QAR(2,081円)。背負っていたリュックはクロークに預けるよう言われる。

この美術館は宝飾品をたくさん展示していて、おれは工芸品を眺めるのが好きなのでとても見応えがあった。

大きな宝石が輝く首飾り。
細かな金細工が美しい。石にも模様や文字が彫られている。

16時15分にイスラム美術館を出て坂を下ると、ちょうどナショナルミュージアム駅行きのバスが到着したのでそれに乗った。バスは涼しくて最高である。無料なところも最高である。このバスはナショナルミュージアム(カタール国立博物館)(地図)とイスラム美術館を結ぶ路線なのだろう。多分。

路線図

暑い中イスラム美術館へ歩いて行かなくても、ナショナルミュージアムからこのバスに乗れば良かったのか、とは思ったがさっきまでのおれは知らなかったのだから仕方がない。この時既にドーハの強烈な陽射しに体力が奪われていたので、ナショナルミュージアムの入館は断念してホテルに帰って休むことにした。

ホテルの最寄駅にあったコンビニ(地図)でカップ麺とサモサ(合計4.75QAR:197円)を購入し、おやつにした。

コンビニ?キオスク?の外観
スタバの飲料はこれくらいの値段。
カップ麺はこれくらい。

陽が落ちてきたので、またメトロに乗ってスーク(地図)に向かった。

至るところで電飾が輝いていて綺麗
デカイ指のオブジェ。エルデンリングの二本指を思い出して少しテンションが上がる。
鳥市場
月と砂漠(砂場)とらくだ

スークのAL KOOT CAFE(地図)で、レモンミント味のシーシャ(水タバコ)(55QAR)を試してみた。

カフェ外観
カフェのテラス席から見える通りの風景
手前のピンボケしている筒から煙を吸引する

水タバコは日本だと『入るのに少し勇気が必要な薄暗い店に置いてある嗜好品』というイメージがあったのだが、ここドーハでは観光地のど真ん中、目抜通りにあるカフェでみんなゆったりと楽しんでいる。

吸ってみた感想は、、、あまり美味しいものではなかったけれど、でも気候も言葉も全く異なる遠いアラビアの地で異国の文化を体験しているという高揚感があって、なかなか楽しかった。

ローズコーヒー(25QAR)も注文した。

冷たくて甘ったるい飲み物が、暑さで空気がもったりとしたドーハの夜によく合う。カフェでのお会計80QAR(3,330円)。

ホテルに戻り21時10分にチェックアウト。またメトロに乗ってハマド国際空港へ向かった。

今日一日メトロのゴールドクラブ車両に乗りまくったのだが、誰一人として乗ってこなかった。現地の人も、旅行客も。一度、デイパスの所有を確認しにスタッフが入ってきたことを除けば。

21時40分にターミナル1駅に到着。出国手続きは簡単で、日本の顔認証システムと同じ要領でスッと通過できた。21時53分にはセキュリティチェックも通過できた。とにかくスムーズ。

パリ行きの飛行機はコンコースCから飛ぶので空港内シャトルトレインで移動し、登場時刻までプライオリティ・パス(公式)で利用できるAl Maha Lounge NORTHで時間を潰した。ここは天井が高く、席の間隔も十分にとってあって快適だった。

USBポートもあるし、日本のAタイプのプラグも対応可能。
置くだけで充電可能なテーブルもあった。

ドーハで使ったお金は合計164.75QAR(6,851円:全てクレジットカード決済)だった。1万円未満でおれは十分にドーハの街を楽しめました。

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