2024/06/09
「魔法のコトバ
口にすれば短く
だけど効果は
凄いものがあるってことで」
おれはスピッツの『魔法のコトバ』という曲(Apple Music)が好きで、よく聴いていた。そして『魔法のコトバはなんだろう』なんて思っていたのだけれど、ベトナムのここニャチャンでその言葉を知ることになるなんて、当時のおれは想像だにしていなかった。
友人たちは郊外へ遊びに行ったので、おれは一人でニャチャンに残った。



パラソル付近であれば、我々が滞在しているシタディーンホテル(地図)のWi-Fiが届くので快適だった。
ビーチにもホテルスタッフが待機していて、海で泳いでいる間スマホとルームキーを預かってくれたので安心だった。






ところで、二階ではナイキ、アディダスやステューシーといった超有名ブランドのTシャツが大量に売られている。アンダーアーマーも見かけた。
コピー商品なのかな、、、。いやでも、ナイキのTシャツなんて手に取った感じ、生地がドライフィットそのものだから本物みたいだし。衣料品の卸問屋ってことなのだろうか。それとも工場からの横流し商品なのだろうか。これが横流し品だった場合、購入者は何らかの罪に問われるのだろうか。
その辺りの事情がおれには分からないが、とにかく、ナイキなどのロゴが入ったしっかりした生地のTシャツが大量に売られている。ハロンの市場ではこんなことはなかった。
ただ、商品の中には「これはコピー商品だな」と一目で分かるものもある。
日本の税関も注意喚起をしている(公式)ことだし、偽ブランド品かどうかを判断できないものには手を出さない方が良さそうなので、『これはコピー商品ではないだろう』と判断したTシャツを買うことにした。
店員さんに値段を聞くと1着300,000VNDだと言う。
ここで冒頭に触れた魔法のコトバ「マックマック!(高い高い!)」を使うとあら不思議。店員のお兄さんはニッコリと微笑みおれの肩を叩くなどして急に親しげな様子をみせ、2着で500,000VNDにしてやるという。
すかさず2度目の魔法のコトバ「マックマック!!」を繰り出すと、店員さんが電卓を取り出して400,000VNDを提示してくる。
しつこいおれはその後も値段交渉を続け、結局Tシャツ2着を330,000VND(1,985円)で購入した。
実際のところ市場では定価の設定がないし、この国の衣料品の相場も知らないので330,000VNDが妥当な値段なのか、それともおれが値切り過ぎたのかは分からない。ただ別れ際にお兄さんがニコニコして「サンキューバイバイ」と言っていたので、お互いに嫌な取引ではなかったのだと思い、安堵して市場を後にした。
帰りもグラブでバイクタクシーを呼んだのだが、車と比較して安いし、すぐに迎えに来てくれる(多分、車よりも登録者数が多い)し、渋滞をスイスイと縫うように走ってくれるしで、至極快適だった。


この店は石焼鍋で






ドリアン好きの友人が言うには「今回のものは若過ぎて美味しくない」らしい。おれはドリアンが苦手なので、今回のも正直『うっ。しんどい。』と思った。ただ、その友人曰く「本当に美味しいドリアンを食べたら、絶対にハマる」のだそうだ。その友人はドリアンに目覚めて以来、家にドリアン専用の冷蔵庫(冷凍庫?)を置いてドリアンを切らさないようにしているらしい。
おれもいつか、本当に美味しいドリアンを食べてみたい。