ハノイ旅行記02 タンロン城跡、ドンスアン市場やホアンキエム湖など旧市街地を観光した話。あと、水上人形劇を見たり、チャーカーを食べたり、エッグコーヒーを飲んだ話。

2024/06/11

友人の金で寝泊まりしているclassychotel(公式)、最高です。

朝食会場は上品だし、
パンが美味しそうだし、
サラダも綺麗でシャキシャキしているし、
揚げ春巻きやサンドウィッチが美味しいし、
洋食もあるし、
おれの好物のドラゴンフルーツもあるし、
最高。
グラブ(公式)でタクシーを呼び、世界文化遺産に登録されているタンロン遺跡(wikipedia地図)へ行った。

入場料は一人70,000VND(421円:クレジットカード不可)。

おれがもう少しベトナムの歴史を知っていたら他に面白いものを発見できたと思うのだが、この建物が最初にして最後の見どころ。
建物の中。木魚やお供物はあるが、ご本尊的なものは見当たらない。
お供えされていた仏手柑。名前の由来は『ブッダの手』ということらしいが(Wikipedia)、これを手に見立てたのなら、かなりのクリーチャー感。
高い湿度のせいか、壁にカビ?藻?苔?が生えている。
ベトナムがかつて中華圏だったことを窺わせる唐草模様(?)の装飾にも、ビッシリ。

でも、『そりゃ生えるよな』と思う。めちゃくちゃ暑いし、何より溺れそうな程の湿気。Tシャツも汗で濡れて背中に張り付く。

敷地内に資料室があったのだが、瓦や陶磁器の類の展示が多く、
宝飾品や
服飾品などの展示は少なかった。
ジャックフルーツが鈴なり。街路樹として植っているのを見かけるが、落ちてきたら危険。頭が割れそう。
ドンスアン市場(地図)へ移動。
めちゃくちゃな数の帽子が売られている。
売り物に寝転がる店員さん。

ニャチャンのマーケット(地図)にあった、ナイキやアディダスといった有名ブランドの横流しを疑われるような商品は一切見かけなかった。ハノイはベトナムの首都なだけあって、横流し品の横行を阻止する対策が取られているのだろうか。

その代わり、ひと目でコピー商品だと分かるものが多い。本物(公式)はリボンを付けていないからこれはコピー商品。

他にも、JIL SANDERっぽいJIL UNDERも見かけた。

旧市街を散歩した。
歩道に商品やバイクがあって歩き辛い。
大きな木がかっこいい。
菓子問屋街の名残で、今もお菓子屋さんが並んでいる。
緑がもりもり。
ホアンキエム湖畔にあるLAIKAカフェ(地図)に入って一休み。

6月のハノイはあまりにも暑く、店選びの基準が『ローカルの雰囲気を味わえる』から『エアコンの効きが良い』に変わる。

テラスから見えるホアンキエム湖。

カフェではベトナム人家族がひまわりの種(スーパーでも売られているポピュラーなスナック)を食べながら床に殻をポイポイ投げ捨てるし、スマホで大音量で動画を見ている人がいるし、みんな大声で話しているし、子供たちは店内を自由に走り回って他の客にぶつかったりしているし、なかなかのカオスだった。

ここには現在の日本で「マナー」とされているものは存在しない。だからハノイの子供たちは街中だろうが、店中だろうが、きっと家の中であっても思い切り、元気いっぱいに、楽しそうに走り回っている。

たまたま見かけたバインミー屋(地図)に立ち寄り昼食を食べた。
ふたつで70,000VND(421円)だった。

昨晩ネットで水上人形劇の予約(二人で5,018円)をしたので、現地の旅行代理店でチケットを受け取り、劇場へ向かった。

タンロン水上人形劇上(地図)。
人形劇はこんな感じ。

劇場でオーディオガイド(50,000VND:301円)を借りたのだが、たどたどしい日本語で聞き取りづらく、また直訳過ぎてうまく意味を汲み取れない解説もあった。オーディオガイドを借りなくても、人形のコミカルな動きを見たり、ベトナムの伝統楽器の演奏を聴くだけでも楽しいかもしれない。

水上人形劇の演目

『10.試験を高いポジションにて合格した者は故郷に戻って、祖先に感謝する。』は間違ってはいないけど、スッと入ってこない感じが好き。あと『8.家鴨を取るフォックスを戦う。』も助詞が惜しい感じが好き。

観劇の後、水上人形劇の舞台にもなっていたホアンキム湖(地図)にあるお寺(地図)へ行った。入場料は一人50,000VND(301円)だった。
亀(すっぽん?)の剥製が展示されていた。

水上人形劇のオーディオガイドで、「王様が舟遊びをしていたところ大きな亀が現れて、剣を還すように言った。王様はそれを聞き届けて剣を還した。それ以来湖はホアンキム湖と呼ばれるようになったのです。」という解説があって、なんで『剣を還すとホアンキエム湖になるのだろう。言葉足らずだ。』と思っていたのだが、ホアンキエムは漢字で還剣と書くらしく、納得できた。

雨が降っていてグラブが全く捕まらないので、流しのタクシーでVincom Center(地図)へ行った(100,000VND)。
立派な百貨店

ここに入っているwinマート(地図)で土産物を買った。クレジットカードが使えるので手持ちの現金がいくらあるのかを気にする必要がない。

晩御飯に何を食べようと友人と話し合った結果、昨日のチャーカーの衝撃を忘れられないので(昨日の日記)、今夜もチャーカーを食べるようということになった。

今夜はホアンキエム湖のそばにある店(地図)へ。

結論、昨日の店(Tripadvisor)のチャーカーの方が美味しかった。

不味いというわけではないが、魚の臭みが少し気になったのと、つけ汁も昨日の店の方がさっぱりとしていて出汁の旨みがあった気がする。

ホテルに帰る前にcafe Dinh(地図)に寄ってエッグコーヒーを飲んだ。

店内は時代を感じさせるというか、有り体に言えばちょっと小汚いのだが、それもまた味わい深い。

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