ハロン旅行記03 土砂降りのハロン湾クルーズ。ほか、ブンチャーを食べたり、エッグコーヒーを飲んだりした話。

2024/06/05

今日はメインイベントのハロン湾クルーズなのだが、朝から雷鳴轟く豪雨である。

手配しておいたタクシーで船着場へ(地図)。クルーズ乗船待ちの客で混雑している。
我々はシーオクトパスという会社(?)のクルーズ船に乗り込む。
船内の様子。
雨で烟る景色。山水画のようで美しい。
ボートに乗り換えてこの島に上陸する。「ビーチや頂上までのミニトレッキングを楽しんでください」と、船内アナウンスがあった。
雨の中、海水浴を楽しむ猛者もチラホラ。

友人は「靴が汚れそうだから」と言ってトレッキングを拒否し、浜辺にあるベンチで読書を決め込む。おれは『せっかく来たのだからなんでもやってみないと、何処にでも行ってみないと』という性格なのでミニトレッキングに挑戦。小山の頂上を目指した。

ところでこの小島、蚊が多い。数分で足を四箇所、手を二箇所刺され、真っ赤に膨れ上がった部分が強烈に痒い。強い蚊だ。

トレッキングは急な階段が続く。クルーズ会社が用意してくれたレインコート(見た目はほぼゴミ袋)を身に纏っているため、それがサウナスーツの役割を果たして汗が吹き出し、ビニールが肌に張りついて不快極まりない。

頂上にある東屋
頂上からはパノラマを楽しめるが、あいにくの雨。

でも、雨の日は雨なりの風情があって良い、と言って自分を励ます。それにしても、急勾配の階段と坂道の登り降りはしんどかった。

船からの景色
ビュッフェスタイルの昼食タイム。

ローストビーフを切り分けて提供してくれたし、鶏肉や豚肉も豊富に供されていて、タンパク質を思う存分に摂取して満足した。

これは彩鮮やかな寿司たち。
クルーズ船は鍾乳洞のある島に到着。
かなり大きな空洞で見応えがあった。
出口付近にちょっとした土産売り場があったのだが、店員さん達に商売する気はさらさらないのだろう。みなグッタリとしていた。

でも店員さんの売る気やる気を云々言うことはできない。湿度百パーセントかつ陽の当たらない洞窟の中の職場環境が劣悪すぎる。

鍾乳洞の出口から見た風景。
船に戻るとアフタヌーンティータイム。ロールケーキが振る舞われ、ベトナムコーヒーや紅茶が供された。
竹を割いたものを爪楊枝としているようだ。

一日中ずっと雨が降っていたが、ハロン湾クルーズ、なかなか楽しめた。1,440,000VND(8,660円)/1人。

帰港してグラブで車を捕まえて部屋まで戻り、雨と汗でぐっしょりと濡れた服を洗濯した。

晩御飯はブンチャーの店(地図)へ行った。

ブンチャーは甘酸っぱいスープに麺を浸して食べる、ベトナム北部の郷土料理らしい。

Google翻訳レンズでメニューを撮影してもうまく翻訳できなかったが、店員さんが自らのスマホで商品の写真を見せてくれたので指差し注文することができた。

店員さんに「お勧めは何ですか?」と聞くと「ワーム(芋虫)のかき揚げみたいなやつ」を強く強くプッシュしてくれたのだが、写真を見たところ、とても食べる勇気が湧かずにお断りした。外国に来たら色々なものを試してみたい!と思っていたが、虫食は無理だった。

でも店員さんは本当にお気に入りらしく、芋虫を何度も勧めてくれた。

だが断った。

ブンチャー。麺が細いので素麺みたい。つけ汁がすっぱ甘い。おれはフォーの方が好きかな。揚げ春巻きがかなり美味しかった。
みかんとにんじんのミックスジュースも飲んで、二人で合計190,000VND(1,143円)だった。

帰りにTINカフェ(地図)に行った。今は修正されているかも知れないが、この町ではGoogle マップの精度が低く、ピンが立っている場所に行くとそこに目当てのカフェはなかった。

エッグコーヒー。かなり美味しい。気に入った。苦いコーヒーにカスタードクリームと砕いたココナッツが乗っていて、甘さと苦さのハーモニーが良い。

友人はスモークコーヒーを注文して『どんなものが来るのだろう』と期待していたら、ガラスケースの中にスモークが焚かれている映え狙い商品だった。

これはガラスケースを外してスモークも消え、映え終わった後のコーヒー。味は「美味しかった」とのこと。
造花が咲き乱れる系装飾の店内。二人で合計120,000VND(722円)だった。

帰りにウィンマート(地図)に寄り、フォーのカップ麺(29,000VND:クレカ決済182円)を買った。

これはレジ横に積んであった初めてみた果物。食べてみたかったが「kgの量り売りだよ」とスタッフに言われたので諦めた。

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