2023/09/27

今日はオランジュリー美術館(地図)へ行く。
チュイルリー庭園(地図)を抜けて美術館に行くことにしたので、美術館最寄りのコンコルド駅の一つ手前のTuileries駅(地図)で降りた。

朝のチュイルリー庭園は穏やかで気持ちよく、噴水を囲むように設置されたベンチに座って新聞を読んだりのんびりしている人たちがいた。
オランジュリー美術館に到着。前回は長蛇の列に入館を断念したが、今回は10時30分の入館予約(公式)をしておいたのでスムーズに入ることができた。ちなみに、オランジュリー美術館はパリミュージアムパス(公式)で入館可能である。
この美術館の目玉はクロード・モネが描いた睡蓮の壁画の連作なのだが、入場制限がかかっているためそこまで混雑しておらず、ベンチに座って絵画を見る余裕があったので良かった。天井から自然光が取り込まれる造りになっているので、まるで緑豊かな公園の中で睡蓮を眺めているかのような、、、そこまでの没入感は起こらなかったのだが、ベンチに座って少し距離をとって絵画を眺めていると水面が光っているような、揺らいでいるかのような錯覚が起こって面白かった。








橋を渡って12時30分にオルセー美術館(地図)に到着。


オルセー美術館には印象派の画家の絵画がたくさん展示されていてとても良かった。今回のパリ旅行で訪れた中で一番のお気に入りの美術館になった。


絵から少し離れて眺めると、踊る人々に落ちた木漏れ日が光って見えてくる。

宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の菜穂子さんみたい。

すごくファンタジー感がある。明るいし、甲冑に青空と草花が映り込んでいるのも綺麗。




かわいい。

オルセー美術館にはアール・ヌーヴォー様式の家具も展示されている。




二人ともカフェノワゼットを飲んで合計25.40€(4,100円)だった。



この教会のすぐ隣にコンシェルジュリー(地図)という宮殿があり、パリミュージアムパスで入館可能だったのでせっかくだからと立ち寄った。せっかく購入したパリミュージアムパス、高かったので存分に使い倒したいのである。
誰も並んでいない入り口から16時43分に入館した。建物の中もほとんど人がいなかったので人気のある観光地ではないのだろう。ただ、ここはフランス革命時に牢獄として使われていたらしく、マリーアントワネットが収監されていた独房もあるため歴史的に重要な史跡なのだそうだ。


仮眠をとり、ムーラン・ルージュ(公式)を見に行くために21時50分に出発。夜のメトロは歌い踊る人やアンプを使って爆音でギターの弾き語りをする人がいたりと、昼間とは違う雰囲気で少し怖かった。
我々は事前にVELTRA(公式)でチケットを予約購入(当日チケットオフィスでの発券が必要)しておいた。二人でドリンク(シャンパンボトル1本)込み、43,132円でだった。

おれたちはドレスコードを気にして襟のあるシャツにジャケットを羽織って行ったのだが、そこまで厳しくはない印象だった。ただ、綺麗目のおしゃれをして来ている人達が多い中、白Tシャツ膝丈ズボンにスニカーという出立の男性旅行客もいて、、、さすがにカジュアルが過ぎるとおれは思ったのだが、彼は無事入店できたのだろうか。


ショーは本当に本当に本当に素晴らしかった。いろんなダンスを見る事ができてとにかく楽しかったが、おれのお気に入りは火の鳥(?)をイメージしたような真っ赤な衣装を纏って踊る演目で、まるでお尻が歩いているようだった。クレヨンしんちゃんもそうだが、お尻がフリフリと振られる様を見るだけでどうしてこんなにも可笑しいのだろう。
ところで、女性ダンサーの胸が基本丸出しである。おれはゲイなので女性の胸を見て「ヒトの身体って綺麗だな」とは思うものの性的な興奮を覚えるわけではないのだが、異性愛者の男性はどのような気持ちでこのたくさんの胸の躍動を眺めているのだろう。胸丸出しが当たり前の空間であれば、胸であっても『他者の視線を受けるのが普通』の顔や手足と同じで、単なる身体の一部として見ているのだろうか。
おれは『胸にも色々な形の胸があるんだなぁ』と、改めて考えると当たり前のことだけど、普段は思う機会のない感想を抱いた。
ダンス以外にも大道芸の演目があったりしてそれも楽しめた。
ショーが終わった後、相席した方々と口々に「素晴らしかった!」「最高のショーだったね!」と感想を述べ合い、相席できた一期一会に感謝を伝え合い、ハグや握手をした。おれにはハグをする習慣はないのだが『ハグでないと分かち合えない感動がある!』とその時は思ったのだ。それくらい楽しいショーだった。あと、みんなお酒のせいでテンションが高かったのである。
01時10分に建物を出たのだが、ウーバー(App Storeリンク)ですぐに車を拾う事ができた。