ドーハ旅行記03 パリのシャルル・ド・ゴール空港発QR38便の遅延によりドーハ・ハマド国際空港発QR812便に乗継げなかったので、カタール航空の費用負担でドーハに滞在した話。あと、EU261法に基づき€600の遅延補償金を受け取った話。

2023/10/03

パリから日本へ帰国する際、シャルル・ド・ゴール空港発のカタール航空QR38便が遅延したので、ドーハ・ハマド国際空港にて乗継予定だった羽田空港往きQR812便に間に合わないことが確定した。

乗継予定だった羽田空港往きQR812便から成田空港往きQR806便への振替はカタール航空が行ってくれたのだが、振替便の出発までの約17時間をドーハで過ごすことになった。

遅延したQR38便は朝の9時過ぎにドーハ・ハマド国際空港に着陸した。シャルル・ド・ゴール空港のカタール空港のチェックインカウンターで「あなたは日本への到着が遅れるため遅延補償金€600を受け取ることができます。ドーハの空港に着いたらトランスファーデスクで説明を受けてください。」と言われていたので、入国審査前にトランスファーデスクに立ち寄った。

スタッフに「遅延補償金をもらえると聞いたのだが」と伝えると、名刺サイズのカードを渡されて「ここに記載のメールアドレスに問い合わせをしてください。どの言語で問い合わせても大丈夫です。」と言われた。

日本語での問い合わせOKなのか。安心した。

ということで、入国審査を通過。スーツケースは乗継地であるドーハではピックアップできないのでそのまま税関へ進む。

税関を通過するとカタール航空のスタッフが待機していて「QR812便で来た人はこちらに来てください」とアナウンスをしていたのでそこにいくと

このバウチャーがもらえた。

カタール航空が手配してくれた宿泊先や、ホテル内での飲食費用はカタール航空が負担するといった内容が書かれていた。また、空港とホテルの送迎もカタール航空が手配してくれた。飛行機の遅延が原因でドーハに留まることになったので当然っちゃ当然なのだが、ラッキーというか、ありがたいことです。と思った。

空港からドーハ市内に向かう途中。街灯がコーランの一節(なのかな?)で装飾されていて、文字って美しいなと思った。
手配してくれたSafir Hotel(地図)のロビー。10時45分に到着。
部屋。広くて綺麗。
ホテルのロビーをうろうろしていたら「コーヒーを飲みませんか?」と声を掛けてくれたので注文したラテ。バウチャーを見せたら自己負担0円だった。
ホテルのレストランはブッフェ形式で、13時と19時に二度利用した。

空港行きの送迎車は23時に出発だと言われていたので外出する時間は十分にあったのだが、ドーハ市内はパリに行く前にストップオーバーで観光したし(過去の日記)、何より暑いし長旅の疲れもあったので、出発まで部屋でゴロゴロすることにした。

ゴロゴロついでに今朝トランスファーデスクで教えてもらったメールアドレスに日本語で問い合わせメールを送信すると自動返信メールが届き、「必ず連絡するから待っていて欲しい」というようなことが書かれてあった。

おれ、待つよ。

ところでおれは遅延補償金が貰えると言われたから『貰えるんだ。嬉しい。』と素直に信じてしまったが、その実何に基づいて遅延補償金がもらえるのかは分っていない。ネットで検索したところ、どうやらEU法規則第261に基づくものらしい(Wikipedia)。貰ってはいけない金ではなさそうなので、ありがたくいただきます。

以下、カタール航空とのやりとりの流れ。

10月3日、カタール航空にメールで連絡をする。

11月3日、カタール航空から送られてきたメールにURLが貼り付けてあったので、そこから振込口座やその他個人情報、PNR(カタール航空の往復航空券を購入した際に発券されたバウチャーにAirline Bokking Reference(PNR)の記載があった)を入力する。入力用のウェブサイトは全て英語だったのでちょっと面食らった。あと添付ファイルで免責同意書なるものが送られていたので、それにサインをしてPDFで返信した。

12月25日、おれが入力した振込先指定の銀行口座番号が間違っているというメールが届く。先月と同じようにURLが送られてきたので、再度情報を入力し、同意書も新しく作成して送信する。どうやら、振込先指定口座番号は支店コードから入力しなければならなかったようだ。

12月29日、94,500円が振り込まれる。嬉しく思う。

以上です。

23時、送迎車で空港に向かう。コーランで装飾された街灯がライトアップされていて綺麗。
シャルル・ド・ゴール空港とは違って0時を過ぎても人が多く賑やかなドーハ・ハマド国際空港。

プライオリティ・パス(公式)でAI Maha Loungeを利用して、そこで供されていたアラビアのお菓子を3種類試してみたのだが、どれも生地でナッツを包んで激甘シロップに漬け込んでいるので「全部同じ、、、」と思ったけど、日本のお菓子だってあんこをどうにかこうにかしているだけという気もするので「同じか、、、」と思った。

それにしても、アラビアのお菓子は口に入れた瞬間『シロップが甘い!』と思うものの、次の瞬間シューッと甘味が引いて、甘さの余韻だけが上顎と舌の上に漂っているような、甘さがどんどん解けていくような、そんな感覚があって大変美味しかった。好きです。
成田行きの便はほぼ満席だった。一度めの機内食。
二度目の機内食。

18時30分に成田空港に着陸。長かった旅行もこれでおしまい。楽しかった。

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