2025/06/20
ホテルのすぐ近所のカフェCaspでパニーニとクロワッサンとラテを注文(6.70€:1,161円)して、テラス席で食べた。不味いということはないが、とくに褒める部分も見あたらず、我々が検索した当時Googleマップでの評価は星2.8で、『評価通りの店だな』と思った。
朝食後サグラダ・ファミリア(地図)に行くためにB24番のバスに乗ったのだが、クレジットカードのタッチ決裁で乗車できないバスだった。運転手さんが「黄色いバスはキャッシュオンリーだよ」と教えてくれた。
サグラダ・ファミリアに到着。想像していたよりもずっと大きな建物だった。生誕のファサードから入ると、ステンドグラスを透った朝の光が床に差し込んでいて、とてもとても綺麗だった。塔は先ずエレベーターで登り、そこから階段で降りていく。公式アプリ(appストア)からオーディオガイドをダウンロードして臨んだのだが、聴きながら歩くには量が多すぎるし、立ち止まって聞き入るには通路が狭すぎるので、結局ほとんど聞かなかった。オーディオガイドはあまり活用しなかったので詳しいことは分からなかったが、塔の装飾を間近で見ることができて、大満足した。果物なのだろうか、綺麗だし、かわいらしいし、格好良かった。そして、独特な装飾だなと思った。エレベーターで昇った塔は螺旋階段をぐるぐると回って降りていくので、結構な高さから下を覗くことができる場所もあって、怖いような楽しいような感じを楽しめた。
塔を見終わって、聖堂内のベンチに座って一息ついたのだが、ステンドグラスから入ってくる朝の光の勢いが少し和らいでいて、朝の光の方がきりっとしていて綺麗だったなと思った。ただ、たまに強い光が差し込むことがあって、そうするとプリズムのような光が建物内に満ちていて本当に綺麗だった。天井もすごく高くて、格好良かった。帰りに受難のファサードを見て、地下の展示室を見て、ミュージアムショップに寄ってサグラダ・ファミリアを後にした。
池のある公園(地図)を歩いたら、鳩の死骸をカモメが食べているのを目撃してしまい、ショッキングだった。
バルセロナはとても暑くて外を歩くにはしんどくて、この公園もものすごい人だかりだったので、チュロス屋さんLa Selecta de xurros(地図)に入って休憩した。チュロス5本にホットチョコレートが付いて6€(1,040円)だった。チュロスはアツアツの揚げたてで、チョコレートも甘過ぎずでとても美味しかった。ただ、ロンダ、グラナダで食べたチュロスの方が圧倒的に好みだった。おれはロンダのチュロスが好きなのだが、恋人はグラナダのチュロスが好みだと言っていた。ここのチュロスは日本でも食べたことのあるタイプのチュロスで、あまり新鮮味がないものの味は美味しかった。
チュロス屋を出た後、サグラダ・ファミリアの近くのタコベル(地図)で昼食を食べた。ちょうど昼時で行列ができていたが辛抱強く並んだ。おれはタコベルが好きなので。
昼食後にバスに乗ってグエル公園(地図)へ。今回乗ったバスはクレジットカードのタッチ決済で乗車することができた。
グエル公園に到着。かなり暑い。直射日光が厳しい。洞窟みたいな壁が面白い。ただ、岩が剥がれ落ちてきそうな気がして少し不安になった。大きな広場もあったが日差しを遮るものが一切なくて、暑さにやられてばて気味になった。この日差しを遮る場所のない大きな広場の下は陰になっており、風が通り抜けて涼しかった。今思えば連日の酷暑と観光疲れが出たのだろう、この涼しいスペースで恋人と喧嘩をした。涼しい空間に座って気持ちを落ち着けて、なんとか仲直りをして、お菓子の家っぽい建物(地図)の前まで行ったみたのだが、大行列だったので入るのを諦めた。ちなみにこの建物は、追加チケットの購入が必要なく無料で入場可能な施設だった。
最後にミュージアムショップに寄り、恋人がトカゲのしおりを買ったのだが、レジの女性店員二人がおしゃべりに熱中していて、恋人のことをチラリとも見なくてめちゃくちゃ失礼な態度だった。恋人のカード決済が通らなくても全然おしゃべりをやめず、話がひと段落してから「doen’t work」と言ってカードの読取り機を指差すだけで恋人には一瞥もくれず、恋人がカードを差し直すと決済は通ったのだが、店員達が自分の言いたいことをしゃべり切るまで品物を自分の胸元に抱きしめたまま恋人に渡さず、おしゃべりがクライマックスに達して店員同士がため息をついた後、恋人には見向きもせずに片手で商品を渡してきたので、恋人はとてもとてもとても不機嫌になってしまった。
恋人は公園を後にしてバスの停留所に向かう途中「ガウディのサグラダ・ファミリアは素晴らしかったけど、この公園もこの街もぜんぜん面白くない!」と吐き捨てながらバスに乗り、ホテルに戻った。
夕飯は精肉店が経営しているレストランPirineu En Boca Barcelona(地図)へ行った。恋人はラムチョップを。おれは牛の偽サーロインを注文した。そして、アンダルシアの郷土料理である茄子のフリットのハチミツがけを食べた。このレストランはボリュームも雰囲気もとても良くて、大満足だった。おれの偽サーロインは焼き上がりと給仕のタイミングがズレていたのか、少し冷めていたのが残念だったが、それでも全然いいと思えるほど満足度の高いレストランだった。デザートは羊のヨーグルトとマトを注文した。マトがどんなデザートなのかネットを検索をしても出て来ず、ええいままよと注文したのだが、チーズだった。マトはチーズ。羊のヨーグルトは酸味がかなり強く、はちみつを垂らしながら食べると美味しかった。恋人も酸っぱいヨーグルトが美味しかったと言っていた。全部で69.95€(12,130円)だった。











