2025/06/15
朝5時30分に起床して6時30分にUberに乗り、パリ=オルリー空港(地図)へ向かった。パリ20区から空港まで時間は30分弱で、料金は12.58€(2,172円)だった。
空港が近づくとドライバーが何か話しかけてきて、それがフランス語だったのでほとんど理解できなかったのだが「two minutes!」という英単語だけは聞き取れたので「空港に到着したら急いで降られるよう、今から荷物の準備をしておいて欲しい」と言いたいのだなと推測して、車が空港に到着した後速やかに降車した。どうやら、オルリー空港の送迎車用乗降ゾーンは時間制限が設けられており、超過するとドライバーに課金されるという仕組みがあるらしい。
おれたちは今回Vueling Airlinesを利用してスペインへ飛んだのだが、オンラインチェックインを済ませておいたので手荷物検査場に直行した。フランスからスペインへの移動は、シェンゲン圏内なので出国手続きは必要なく、便利である。手荷物検査場のスタッフに「液体物を確認します」と言われ、リュックを開けてチェックを受けたが、全てジップロックに入れていたので問題なかった。
プライオリティ・パス(公式)で、Premium Traveller Lounge(公式)を利用した。簡素で清潔な印象のラウンジだった。ただ、ラウンジ内にトイレがないのはマイナスポイントである。おれは利用していないが、ラウンジを出たところにあるトイレは「壊滅的に汚かった」と恋人が言っていた。
今回我々は荷物が少なかったため、VuelingVueling Airlinesの荷物オプション無しのチケット80.74€(13,545円)を購入していた。このチケットホルダーは座席下収納のみが許されており、我々のリュックはペチャンコだったので余裕で収納できると思っていたのだが、恋人は「荷物が大きいという理由で登場を拒否されたらどうしよう。追加料金を取られたらどうしよう。」と、ずっとソワソワしていた。
搭乗時にスタッフから「あのチェックボックスにリュックを入れてみて」と言われ、座席下収納の制限は40×20×30cmということになっており、我々のリュックは長さが40cmに収まっていないものの厚みがなかったので、特に指摘を受けることもなく座席まで通して貰えた。座席に座ってほっと一息ついたところで、別のスタッフが我々のところにやってきて、「もう一度チェックボックスに荷物を入れて我々に見せろ」と言ってきたので、搭乗口まで戻って荷物をボックスに入れてスタッフに見せたところ、「3辺の合計は収まっているが、高さ40cmという制限を超えている鞄なので追加料金が必要」と言われ、結局一人60€(10,409円)の追加料金を払うことになった。人間一人が80.74€(13,545円)で小さなリュック一つが60€(10,409円)。チケットを購入するときにヘッドコンパートメント荷物チケットを購入しておけば、一人25€(4,337円)程度で購入できた記憶があったので本当にショックである。でもチケットの手配をしてくれたのは恋人であり、今回は恋人の方が大きなショックを受けていたので追加料金についてあれこれ言うのはやめておいた。恋人はしょんぼりして、フライト中はずっと無口になっていた。
マラガ=コスタ・デル・ソル国際空港(地図)に到着。空港直結の国鉄駅(地図)から電車に乗り、バスターミナル最寄り駅であるMálaga María Zambrano Train Station(地図)へ向かう。スペインの国鉄はクレジットカードのタッチ決済が使えるので、おれはApple Payに登録してあるビザカードで乗車した。クレジットカードのタッチ決裁で電車に乗ることができるのは、何度でも言いたい、便利だと。
Málaga María Zambrano Train Stationには現代的な大きなショッピングモールが併設されていて、見知ったブランドもたくさん入っていて、何だか安心した。バスターミナル(地図)はこのモールのすぐ近くにある。バスターミナルにあるバス会社の窓口でチケットを購入したかったのだが、窓口は15時オープンだという貼り紙がしてあった。
ところで、公式サイトでバスチケットを買おうとしたのだが、ビザもマスターも決済が通らないという事象が何度も何度も発生してイライラした。マスターカード(楽天カード)に至っては、日本を発つ前に今回の旅程を知らせてあるにもかかわらず決済が通らなかったので、本当に腹立たしかった。何のために海外旅行の事前届出システムを用意しているのだろうか。
モールに入っていたタコベル(地図)に腰を落ち着けて公式サイトから何度もチャレンジしているうちに、ビザカードの本人確認通知が来たので、認証後、無事バスチケットを購入することができた。とても疲れた。ちなみに、おれはタコベルが大好きである。美味しいから。
バスターミナルの31番ホームから出発するバスに乗りロンダ(地図)の街へ向かった。ちなみに、バスの車内で運賃を支払うことができ、クレジットカードも利用可能らしいので、わざわざオンラインでバスチケットを買う必要はなかった。我々が乗ったときは乗客もまばらで車内は空いていた。
マラガの街から1時間30分くらいでロンダのバスターミナル(地図)に到着した。ものすごく暑い。バスターミナルから徒歩10分程度で、今夜から宿泊するエアビーに到着した。部屋の窓からヌエボ橋(地図)が見えるし、とても広くて快適。
荷物を置いて町の散策へ出かけたところ、街路樹にオレンジの実がなっていて『とてもスペインっぽいな』と感じた。広場もあってとても素敵な街で気に入った。旧市街地は壁が白くて石畳で、とても趣があって、どこを見ても素敵だった。
今日は移動が多くて疲れたので、近所にあるカルフールエクスプレスCarrefour Express(地図)でバゲット、チーズ、スプレッドチーズ、イベリコ豚の生ハム(最高に美味しい)、水、オレンジジュース、プチトマトなどを買い(合計17.24€:2,977円)、晩御飯を簡単に済ませて早めに就寝した。




