バンコク旅行記34 この目が開いているから足が竦むのだ。目を瞑りさえすれば一歩を踏み出す事ができる。だけどそれで良いのかマハナコン・スカイウォーク。あとPang Chaでかき氷を食べたりビッグCでお土産を物色した話。

2022年9月6日

特徴的な外観で有名なマハナコンタワーに行った。カッコ良いし、自分の目がバグっているみたいで面白い。

タワーはBTSチョンノンシー駅に直結していて交通の便が良い。おれたちはマハナコーン・スカイウォークという屋上に張り出したガラス板の上を歩くという狂気のアクティビティ目当てでここを訪れた。

ネットで日時指定のチケットを購入できたのだが、我々はチケットブースで当日券を購入した。スカイウォークとVRゲーム(二名分)がセットになっているチケットで1,870THB(7,438円:クレジットカード決済)だった。

ガラスの床に立つと想像以上に怖く、足が竦むとはまさにこのことで、首筋がスーッと寒くなる。

怖い。怖いしか言うことがない。そろりそろりと歩く。まじで怖いが、『怖い思いをするために金を払ったんだ、ええい儘よ!!』と思いガラス床にベタリとうつ伏せになったら、近くにいた欧米人旅行客に「クレイジーーー!!!」と言われた。

めちゃくちゃ怖かったし、太陽に焼かれたガラス床が火傷しそうな程熱かった。

恋人もめちゃくちゃ怖がっていた。

ザ・屁っ放り腰

スカイウォークを満喫した後、VRゲームを体験するためにエレベーターで出口フロアまで降りる。

パラグライダーを模したシートに座り、VRゴーグルを掛けてバンコク市内(フィールドはいくつか選べる)を縦横無尽に飛行してチェックポイントを通過するゲーム。楽しかった。paradrop vr

おれの得点は37,958点

恋人は7,000点くらいだった。恋人はおれよりもゲームが上手だと普段から自負しているので、おれより圧倒的に得点が低かったことに対して悔しがっていた。悔し紛れに「選んだフィールドによって難易度に差がありすぎるからこれはクソゲー」だと宣っていた。ただおれが思うに、恋人はかなりの運動音痴なので、迫りくる障害物を予測して身体を傾けたりレバーの角度を調整するこのVRゲームは向いていないのだろうと思った。ちなみに、おれはバンコク市内を飛び回るフィールドを、恋人は渓谷のフィールドを選択した。

その後セントラル・ワールドに入っているPang Chaという店でミシュランを獲得したかき氷を食べた。

カウンターにMICHELINの盾が飾られている
メニューでもMICHELINを誇っている
美味しい!!が、二人で食べるには多い。335THB(1,567円:クレジットカード決済)

四人でシェアしている人たちもいて、そのほうが賢明だと感じた。美味しいがキャパ超え。でも食べ物を残したくないので無理して食べた。小さいサイズがあれば嬉しいのだが。恋人はかき氷を食べながらウトウトしていた。赤ちゃんか。

その後別行動。おれはビッグC・ラチャダムリ店へ。

バンコクのポテトチップスは美味しいものが多かったのでお土産にいいかと思って購入したが、さすがに嵩張った。

写真左:茹で卵味のポテトチップスがおれのお気に入りである。
写真中央:バニラフレーバーのタイ紅茶はミルクティにぴったりである。
写真手前:トムヤムペーストとグリーンカレーペーストはまじで辛い。

恋人は別行動の間、セントラルワールドのフードコートでゆずソーダを飲んでいたらしい。先程かき氷を食べたばかりなのに、積極的にお腹が冷えるものを飲むところが恋人らしい。昨日、一昨日までお腹を下していた人間の行動とは思えないのでもっと用心して欲しい。腹を下していたら冷たいものの飲食を避けるとか、クーラーが効きすぎている電車に長時間乗ることが分かっていたら羽織るものを持参するとか、おれはそういう行動を当たり前だと思っているけど、恋人はそうは思っていないらしい。

恋人と合流し、帰り道にセブンイレブンに立ち寄った。そこで伊藤園のジャスミン茶を発見して恋人が喜び勇んで購入していた。

とうとう甘くないお茶が飲める!!

飲むとやはり砂糖水のごとく甘かった。この国で甘くない飲み物にありつくのは困難である。

バンコク滞在は残すところあと二日。洗濯機を回していると雨が降って来た。