バンコク旅行記33  マッサージ納めにトニータイマッサージに行った話。

2022年9月5日

寝不足である。理由は、恋人が夜中トイレに行く物音で起こされたのと、恋人のいびきがうるさかったからである。朝になって恋人にそう伝えると「寝起き早々嫌なことを言われた。」とムッとしていた。

昨日スーパーで購入しておいたヨーグルト、ドラゴンフルーツ、ヤクルトを朝食にする。ヤクルトは甘味と酸味のバランスが取れていて美味しいと思う。タイの乳酸菌飲料の多くは甘ったるくモタッとしている。

白いドラゴンフルーツとの味の違いは分からない。(61.25THB)
ヤクルト

恋人が「食欲が戻って来た」と言うので、昼はピア21フードコートに出かけた。

恋人はグリーンヌードルに豚肉と鴨肉がトッピングされたものを、おれはガパオライスを食べた。ガパオライスは汗が吹き出る程辛かったが、美味しかった。

ガパオライス、ピータントッピング(49THB)

その後フードコート内のララコーヒーでお茶をした。

甘さ控えめにしてもらったタイ紅茶(30THB)
恋人がオーダーした林檎ソーダ。

バンコク旅行ももうすぐ終わるので「今日は格安マッサージ納めにしよう」ということでトニータイマッサージに行った。オイルマッサージ270THB/1時間。チップ別。

恋人はほとんど寝ていたのでどんな施術だったか覚えていないらしい。おれは足の裏を執拗にグリグリされたので痛かったが、肩を重点的に解してもらえたので満足した。ただ、仕上げのアクロバティックなタイ式マッサージは慣れない。怖くて。そんなに無理して身体を鳴らさなくても、と思ってしまう。恐怖心が施術者にも伝わったのか「リラーックス」と言われた。

マッサージからの帰り、またピア21フードコートに寄り道した。

バンコクに来てはまった仙草ゼリー(25THB)

恋人はオレンジソーダをオーダーしたが、さっき飲んだ林檎ソーダの方が美味しかったらしい。

宿への帰り道でポメロ、サラダ、ヨーグルトなどを購入した。

この旅で大のお気に入りとなったポメロ(139THB)

恋人は「もうタイ料理には飽きた。日本でご飯が食べたい」と言っていた。バンコクに来る前、恋人は『いつか海外に住んでみたい』と言っていたが、今回の旅行で牡蠣オムレツにあたり激しい下痢を経験し、その夢は捨てたらしい。「もう日本でしか暮らせない」のだそうだ。衛生管理や、気温に合わせた体調管理が自分には向いていないということを思い知ったのだろう。恋人はお腹を壊していたら冷たいものを控えるとか、冷房が効いている場所に行く際は長袖を着るとか、そういうおれとしては当然だと思える行動を取らない。面倒臭いのだろうか。思い至らないのだろうか。分からない。不思議だ。

宿のプール。少し泳いだ。

恋人は晩ご飯を食べた後、YouTubeを見ながら寝落ちしていた。

昨日までは『恋人とは日本に帰ったら別れよう。どのように伝えたら円満に、恋人が納得する形で別れられるだろうか』ということばかりを考えていたが、今日の恋人は機嫌が良く、よく食べ、よく眠り、よくお喋りしていたので二人の雰囲気も悪くなかった。

結局のところ、おれは(恋人も)長すぎる旅行に疲れているのだと思う。疲れているから、恋人に対する寛容さを失っているのだろう。恋人は空腹、寝不足、体調不良にさえならなければ、大抵は機嫌よく過ごしている人間なのだ。

『絶対に別れる』という結論を出すには時期尚早であると、寝落ちした恋人を見ながらそう思った。