バンコク旅行記06 ダイソーですら買い渋るケチなおれとタイスキMKが大好きなおれの話

朝起きて早速プールに行く。そこにプールがあるのなら入らなければならない。例え眠くても、疲れていても。ここは南国なのだから。そうしてプールに浸りながらぼんやりと思う。『我ながら夏休みの小学生みたいだ』と。

近所のドイチャンコーヒーでブランチ。カオマンガイとアイスレモンティーのセット。

前から思っているのだが、食レポって難しい。結局おれが言えるのは「美味しい」か「すごく美味しい」の二択しかない。味を褒める時は、美味しい以外に適当な日本語がないと思う。食感や見た目を言葉で表すことは可能だが、『美味しい』は感覚なので、自分が他人と同じように感じているのか否かを確かめる術がない。なんでおれはカフェでほっこりしている最中に、こんなことを考えてしまうのか。とにかく、美味しいカオマンガイだった。レモンティーはすっごい甘かった。

今日は近所を散策する日ということにして、またターミナル21に来た。色々見て回っていると、LG階(地下)にダイソーを発見した。

ただ、60THB(234円)均一なので日本よりも割高である。今日の買い物ミッションはポリ袋(ゴミ袋に使う)と食器洗い用スポンジだったので、もちろんダイソーに置いてあるのだが、日本で買うと合計220円で済むのにここで買うと120THB(467円)、、、何か、買いたくない、という気持ちが湧き出てどうにもならない。それを隣で見ていた恋人は「良いじゃん旅行に来てるんだから、それくらい払ったら良いじゃん。ここは日本じゃないんだし、何で海外旅行に来てまで財布の紐が固いの」と言って圧をかけてくる。それはそうだ。分かってはいる。でも、でもここでは買いたくない。コンビニにもっと安いのが置いてあるはずだ。まだ確かめていないけど、きっとあるはずだ。という気持ちが膨れ上がる。購入の決心が付かず悩んでいる間に二人の雰囲気が少し悪くなったので、譲歩してゴミ袋だけ買うことにした。

さて、このターミナル21、おれ的特筆ポイントはダイソーと同じ階にあるトイレが綺麗ということだ。ウォシュレットがついているのだ。タイのトイレにもウォシュレットは標準装備されているが、タイ式ウォシュレットはハンドガンみたいなノズルを肛門に向けて自分でトリガーを引くタイプで、結構水圧がある。ターミナル21のウォシュレットは使い慣れた日本製と同じタイプなので、ホッと一息つけた。ただ、「洗う」ボタンを押しても反応せず、長押しをすると正常に動作した。ウォシュレットへの執念の勝利である。恋人は、「ウォシュレットのボタンを押しても反応しなくて、多分壊れてた。がっかり。」と言ってトイレから出てきたので、「おれも同じ状況だったけど、ボタンを長押ししたら反応したよ」と伝えると、「ずるいずるい」と連呼していた。おれの恋人は「ずるいずるい」が口癖である。

あと、ターミナル21には、というかターミナル21に限らないが、わりと多くのモールに以下のようなチャージャーが置いてあって、旅行者に優しいなと感じる。

ただ、バンコクでは旅行者に限らず、ここに暮らすタイ人も常にスマホを触っていて、おそらく勤務時間中の店員もスマホをガンガンに見ている。だから、旅行者に優しいというよりも、スマホを使う人に優しい都市、バンコク。

晩ご飯は、またまたターミナル21へ行った。4階にあるタイスキで有名なMKへ。タイスキはタイ風すき焼きのことである。すき焼きというか、鍋料理だけど。

酸っぱ辛いタレ

お腹いっぱいに食べて、二人で802THB(3,117円)だった。鍋でぐつぐつ煮た肉や野菜や魚のすり身などを酸っぱ辛いタレにつけて食べるのだが、このタレがかなり美味しい。気に入った。ソースをつけなくても、薄い黄金色に透き通ったまろやかな塩味のお出汁がそもそも美味しい。締めにラーメンを注文してクタクタになるまで煮込んで食べたのだが、麺がこの最高のスープを存分に吸っていて誠に美味。肉や魚のすり身からも良い出汁が出ていて、本当に美味。あと、配膳ロボットも頑張っていたので、MKはまじで最高の店。

帰りにセブンイレブンで、衣類用洗剤(47THB:183円)と食器用スポンジ(16THB:63円)を購入した。