バンコク旅行記04 ドンキやプラティナム・ファッションモールに行った話

2022年8月13日(土曜)

バンコクの高架鉄道BTSは券売機でカード(MRTやARLはトークン)を購入する方式である。入場時にカードを改札機の読み取り部分にかざし、出る時はカード挿入口に入れる。券売機から出てくるのがトークンかカードかという違いだけで、利用方法は同じ。

BTSのSiam(サイアム)駅前の巨大な百貨店サイアム・パラゴンに行った。が、ハイブランドの嵐、物凄い人出、きれいなトイレ、とおれには場違いに感じられた。だから、トイレだけありがたく使わせもらってすぐにサイアム・パラゴンを後にした。

我々が背伸びをせずに買い物ができるショッピングモールはいずこ、ということでGoogle先生に尋ねてみると、徒歩圏内にプラティナム・ファッションモールがあると教えてくださった。

そのモールへの道すがら、セントラル・ワールドというモールがあったので冷やかしてみたが、ここはサイアム・パラゴンよりも空いていて、少し庶民的な感じがして好感が持てた。書店にはBL作品がずらりと並べてあって、タイでも人気があるんだなぁと感慨深かった。

セントラルワールドで開かれていた市

またセントラルワールドの近くに驚安の殿堂ドン・キホーテ(現地ではDON DON DONKIと表記されている)を発見したので、立ち寄ってみた。日本にあるお菓子がある!!と思ったが高い。日本で買った方が安い。そりゃ日本からの輸入コストを価格に転嫁しているので当然日本よりも高価になるのだが、だがしかし『日本の方が安いな』という感想しか抱けなかったおれの感性は相当に貧困である。

そう言えば店内に流れていたテーマソングが

「ドンドンドン♪ドーンキー♪ドンキー ホオテー♪」

ではなく

「ドンドンドン♪ドーンキー♪ドンドン ドンキー♪」

という歌詞になっていた。その発見だけが、おれがタイのドンキで見つけた喜び。

更に歩いて、目的地であるプラティナム・ファッションモールに到着した。ここの買い物客は現地の人が多く、観光客は比較的少ないという印象である。外国旅行に来たな~という感じがする。狭い通路の両側には小さな店がひしめきあい、衣料品が積み上がっている。そして、売られているものも総じて安価である。ドルチェ&ガッパーナや、コーチやヴィトンなどの有名ブランドの、、、薄い生地のTシャツや、、、カバンなどが、、、かなり安く、、、たくさん売られている。恐らくパチモン。なので、夜市の路面店のような雰囲気がある。

せっかく目的のモールに来たのにおれたちは歩き疲れてしまっていたので、何も買わずにゾーン2の6階にあるフードコートで休むことにした。

ここのフードコートもプリペイドカードを事前購入する方式で、このカードで飲食店に支払いを行い、残高は払い戻しを受ける。入口付近と奥の2箇所にカードの購入 /払戻カウンターがあり、奥の方が比較的空いていた。おれはライスヌードル細麺(そうめんみたい)にグリーンカレーをかけたもの(55THB:214円)と、バナナジュース(40THB:156円)を購入した。

グリーンカレーに豚の血をゼリー状に固めたものがトッピングされていて、苦手な味だった。恋人が食べていたものには、まんま鳥の脚が茹でられたものがトッピングされていて、恋人は美味しいと言って食べていた。鳥の脚を食べる恋人をみながらおれは漫画ゴールデンカムイでオオワシの脚を食べる杉本を思い出していた。

まんま鳥の脚

プラティナム・マーケットを出ると、何やら賑やかな通りが目に入り、興味をそそられて行ってみた。Google マップでは「Cheap Bazar For Clothing」と表示されている。ここは地元の人たちが訪れる衣料品マーケットだと思われるが、この人混みと熱気と服が溢れている感じ。そう、これこれ、これを体験したかったのだと嬉しくなる。

あと、路面で大麻の苗が売られていて、最近麻薬リストから大麻が外されたというニュースを聞いていたので「今時だな~」と感じた。

人混みと熱気を充分に感じられて満足したので、一日散々歩き回ったが何も買わずに帰宅した。