ニース近郊旅行記03 カーニュ=シュル=メールのオ・ド・カーニュを散策してグリマルディ城を見学したあと、ルノワール美術館に行った話。あと、アンティーブの街にあるピカソ美術館に行った話。

2023/10/01

午前中、オ・ド・カーニュ(地図)を散歩した。
絵に描かれた風景が今でも残ってますよ、という看板。
影の落ち方が美しいなと思う。

丘の上に建つグリマルディ城(地図)(現在は博物館として公開中)に行った。チケットブースで頑張ってフランス語で緊張しながら「いくらですか?」と尋ねたところ、受付の男性に「、、、英語で大丈夫ですよ」と優しく微笑まれた。

そして「今日は入館料が無料です」と言われた。恋人が受付の人に「ファーストサンデイだからですか?」と尋ねると「イエス。ルノワール美術館も今日は無料だよ」と教えてくれた。

屋上に登ると街全体が見渡せる。
天気が良くて気持ち良かった。
どうやら今日はお祭りらしく、広場のレストランも昼から客で賑わっていた。

一度部屋に戻って昼ご飯を食べ、洗濯物を干してまた出発。

バスで麓のバス停(地図)まで降りて、そこから歩いてルノワール美術館(地図)へ向かった。

13時過ぎに到着したところ門が閉まっている。休館日でもないのに?!と思って公式サイトを見ると昼休憩中だから入れないらしい。日本では従業員が昼休憩を取るという理由で博物館や美術館を閉めない(閉めるところもあるのかな?)ので少し驚いた。

美術館の周りにカフェなどの休憩できる場所がなかったので、炎天下で館の再開を待つのは辛かった。が、14時過ぎに門が開いて入館できた。今朝グリマルディ城で教えて貰った通り、入館料は無料だった。

受付の人に「英語ガイドがあるけど参加する?」と聞かれたのだが、ガイドツアーだったのでお断りした。おれのスキルでは英語で説明されてもちんぷんかんぷんだろうから。

印象派の絵画そのものの庭を散歩したり、
ルノワールの終の住処を見学したりした。

彼が描いた絵画のそのほとんどはオルセー美術館等が所蔵しているためこの美術館に彼の絵は少なく、とにかく庭が綺麗だったという印象の美術館だった。空気が乾燥しているからだろうか、景色が透き通って見える。ただおれが浮かれているだけ、という可能性も十分にある。

14時40分に退館していつものバスロータリー(地図)に戻り、15時発の620番のバスに乗ってアンディーヴの街(地図)まで行った。

この街での我々の目的地はピカソ美術館(地図)である。

なんと!!ここは無料ではなかった。ファーストサンデイの威光届かず。入館料は一人8€(1,294円)だった。

この美術館は、ピカソがここで2ヶ月間滞在している間に制作した作品を中心に展示しているらしい。

なんか可愛い。
絵バージョンもある。
脱力系ピカソ
肛門じゃん。

パリのピカソ美術館(地図)に行ったときは運悪く改築中で展示作品数が限られていたので、ここでたくさんの作品を見られて良かった。

美術館を出て小腹が空いたので、広場近くのナチュラリア(地図)

パプリカのポテトチップスと
バナナと苺のスムージを買って一休みをした。
抹茶ブームなのだろうか。ナチュラリアで茶筅が売られていた。

カーニュ=シュル=メールに戻るため18時に広場近くのバス停から620番のバスに乗ったのだが、車内で交通系ICカードLa Carte(ラ・カルト)を端末にタップしようとしたところ、運転手に「そのカードはニースオンリーだ」と言われ、チャージ済の回数券を使うことができなかった。ただ、運転手からクレジットカードで乗車券(二人で5€:808円)を購入できたので事なきを得た。

いつものバスロータリーに18時40分に着いたが、街のスーパーもパン屋も全て閉まっていた。Google マップによると日曜は13時までの営業らしい。

食材が買えなかったので、丘の上にある花の屋根が素敵なレストラン(地図)で食事をした。

ニースサラダと
ウルフフィッシュのプレートを頼んだ。ウルフフィッシュがとても美味しかった。
こってり甘いデザート
歯に染みるほどに甘いデザート

コーヒーも飲んで全部で78.80€(12,751円)だった。

給仕をしてくれた店員さんも、隣に座ったお客さん達も皆感じが良かった。店を出るときに口々にAu revoirと言い合って店を後にした。素敵なレストランだった。

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