タスマニア旅行記09 世界遺産オーストラリアの囚人遺跡群のひとつであるポート・アーサーを訪れた話。あとシドニー国際空港近くのエアポートホテルに宿泊した話。

2023.04.11

3泊し勝手知ったるエアビーは愛着湧いたがお別れである。

窓が大きくて明るいし
ロフトがあるから天井も高くて開放感があるし
テラスもあったし
バーベキューコンロでラム肉を焼いたし

いい部屋だった。欲を言えば電子レンジと洗濯機があれば申し分なかったけれど、車ですぐの場所にコインランドリーがあったので問題なし。

タスマニア旅行の最終日である。今晩ホバート国際空港からシドニー国際空港へ飛ぶ。今日は世界遺産になっているポート・アーサー・ヒストリック・サイトに行く予定にしていたが、朝から雨が降っている。屋外施設なので雨だと十分に楽しめないかも知れないと思ったのだが、夜のフライトまでやることもないし行ってみることにした。

ホバートの街からポート・アーサーまで車で1時間半程度を見込んでいたが、途中あまりにも雨足が強く視界も悪くなったので車を停めて一休みし、ポート・アーサー・ヒストリック・サイト(公式ホームページ)には正午過ぎに到着した。

天候は今ひとつ。

入園チケットは大人ひとり47AUD(4,263円:クレジットカード決済)で、クルーズチケットが含まれている。チケットブースで何時の船に乗りたいかと聞かれるので、希望の時間を伝えるとフェリーの出発時刻と集合場所を教えてもらえた。

雨の中出発するクルーズ船。
途中立ち寄る島は、追加チケットを購入しておかなければ降りる事ができない。
晴れていれば気持ちの良い場所だろう。
朽ちた建物
砦のよう
施設内の裁判所?だったかな。忘れてしまった。
エルデンリングのマリカ教会を思い出して少しテンションがあがる。
年表を発見。日本だと幕末から明治にかかる頃の施設だったのだと認識した。

我々が訪れたときは生憎の悪天候だったが、それでも時折晴れ間がのぞいて、花壇に花が咲いていたり、並木の葉についた雨露が光を弾いていたりして、ゆったりと散策が楽しめる公園のような場所で気持ちがいいと思った。それと同時に、過去にどのような事件が起こり、どのような人々の血が流れて、どのような怨恨が渦巻いた場所であろうとも、時を経たその場所に立って太陽の光を浴び青々とした緑や咲き誇る花々を目にすると、自分はそれらを感じ取ることすらできないのだなと思って寂しい気持ちにもなった。

ポート・アーサーを後にして、ホバート国際空港に向かう。タスマニアではレンタカーを利用して結構な距離を走ったのだが、有料区間道路はなかった。タスマニアと日本では道路建設のコストが桁違いなのだろうか。タスマニアの道路は建設費と維持費を全額税金で賄えているのだろうか。国が違えばいろいろな違いを発見できて面白い。

空港入り口のガソリンスタンドで満タンにして、
レンタカーを返却。返却場所にスタッフがおらず、「鍵、ここに入れといて」と書かれた箱に鍵を入れておしまい。なんともおおらか。

返却場所からは徒歩でターミナルに移動した。と言っても数分の距離。

ホバート国際空港はこじんまりとして綺麗で新しい。

タスマニアデビルのオブジェがお見送り(またはお出迎え)。
飛行機搭乗が予定より遅れた

飛行機の遅延はよくあることなのでNetflixでダウンロードしておいたドラマを見たり、本を読んだりして待つ。でも恋人は疲れているときに予定通りに事が運ばないとイライラし始める。もっと落ち着いて欲しい。

シドニー国際空港に到着。明日ウルルに飛ぶので今夜はターミナル近くのアディナ アパートメント ホテル シドニー エアポートに一泊する。

23時にチェックインして、お腹を空かせた恋人がイライラソワソワしていたので即席ラーメンと春雨スープを食べさせて落ち着かせた。

割と広くて綺麗。数時間しか滞在しないのが勿体無い。
ベッドもひろびろ。

疲れてソファに座り込んでいる恋人を横目に洗濯機を回したり、食器を片付けたり、ポート・アーサーで使った折り畳み傘を開き、乾かすために入り口のドア近くに置いたら恋人が「靴が湿るから濡れた傘を近くにおかないで!」と言ってきたのでイラっとしつつも、『少量の麺程度じゃ空腹は満たされず、機嫌も治らなかったな』と思いながら恋人をベッドに誘導し、早めに寝かしつけた。

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