タスマニア旅行記08 ホバート郊外にあるボノロン・ワイルドライフ自然保護区でウォンバットなどに触れたいのなら事前にオンライン予約をしておくべきだったと思った話。

2023.04.10

車でボノロン・ワイルドライフ自然保護区へ行った。ここは負傷した野生動物を治療、保護、そして野生に返す取り組みを行なっている施設であり、来園者は保護下にある動物を見学する事ができる。

入園チケットはオンラインで購入できるようだが、我々は当日チケットブースで購入した。大人ひとり33.50AUD(2,939円:クレジットカード決済)。

我々がここに来た目的はそう、ウォンバットのお触りである。クレイドル・マウンテンで野生のウォンバットを見たのだが、そこで湧き上がった強烈な感情は

『触りたい』

である。ウォンバットは可愛いから何度でも見たいし、可能であるならば触りたい。そして、ここボノロン・ワイルドライフ自然保護区ではウォンバットに触れ合う事ができるらしい。はっきり言って最高じゃあないか。

施設に到着したのは正午前だったのだが、お触り可能枠は既に埋まっていた。ショックである。本気でお触りしたいのなら公式サイトから事前予約しておくべきだったのだ。ウォンバットに触れたかった。残念無念である。

気落ちした我々にチケットブースのスタッフが「デイリーツアーは開催しているから参加してね」と案内してくれた。参加申込みは特に必要なく、集合時間に指定の場所に集まれば良いとのこと。

デイリーツアーの内容は、ガイドスタッフが施設で保護しているウォンバットとタスマニアデビルを紹介てくれるというもので、質疑応答の時間も設けられていた。質疑応答時間にツアーに参加した少女が「タスマニアデビルの好きな食べ物は何か?」と質問し、スタッフは一瞬言い淀んだのだが「Ah、、、ワラビー」と応えていたので、年端のいかぬ子供に対しても厳しめの自然の摂理を教える施設、良い。と思った。

額も目も小さくて可愛い。

ひょこひょこ歩くタスマニアデビルを見ていたのだが、スタッフがその子は足を怪我していると教えてくれた。ただ、怪我をしていなくてもタスマニアデビルは足が遅く目も悪いので、そもそも狩りが苦手であり、だから動物の屍肉を食べているのだと説明があった。あと、ガイドスタッフはタスマニアデビルと言わず、タジーデビルと呼んでいたので現地の呼び方はそうなんだぁと知って嬉しかった。

そして、赤ちゃんウォンバットは安定の可愛さ。

絶対にスタッフから離れようとしない姿が可愛い。

園内にはカエルや鳥なども展示されていた。

配色が美しい。
そして、園内にいる大量のカンガルー。多分百頭以上いる。

チケットを買う際にカンガルーの餌を渡してくれる。カンガルーはとても人懐くて可愛い動物なのだと知る。

そしてセクシー。
まつ毛が長くて美しい。自分の手からハムハムと餌を食べてくれると慈しみの心が湧く。

ちなみに、我々が園内にいる間も負傷した動物が運び込まれていた。

動物の治療室もガラス越しで見学できるようになっている。
駐車場にあるベンチで一休みしていたら鳥が遊びに来た。のどか。

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