タスマニア旅行記03 クレイドル・マウンテンでトレッキングをしたりウォンバットを愛でたりした話。あとWILDERNESS VILLAGEに宿泊した話。

2023.04.05

ローンセストンの宿を9時半頃に出発してクレイドル・マウンテンに向かう。そこでウォンバットを見るのがこの旅の一番の目的である。

郊外に出ると交通量は少ない

ところで、クレイドル・マウンテンまでの道中、車に撥ねられた動物の死体を何度も見た。昨夜のうちに撥ねられたのだろうまだ新しいものや、何度も車に轢かれて肉片に変わってしまったものなど、多くの動物の死体が道路に転がっていて非常に痛ましかった。おれたちも轢いてしまう可能性があるので、夜行性の動物達に車で接触しないためにも「せめて、暗くなってからの運転はしないようにしよう」と恋人と話した。

クレイドル・マウンテンのビジターセンターに正午過ぎに到着した。

洒落た建物
トレッキングコースの看板

国立公園内に車で入園可能なチケットもあるが、我々はビジターセンターの駐車場に車を置いて、シャトルバスで公園に入ることにした。

センター内のチケットブースでワンデーパス(24時間有効)を購入(ふたりで51.50AUD:4,697円:クレジットカード 決済)したものの、もし今日ウォンバットに会えなかったらと不安がよぎる。というのも、ウォンバットは暑さが苦手で夕方涼しくなる頃に草を喰みに巣穴から出てくるらしい。今は昼の1時だから、今日の夕方ウォンバットに会えなければ、明日の夕方にはこのチケットの有効期限は切れている。

せっかく遠く離れたタスマニア島までウォンバットに会いに来たのだ。不安は金の力を借りて解消しようということで、受付の人に頼んでホリデーパスにグレードアップしてもらった。このパスは有効期限が2ヶ月間である。このパスはクレイドル・マウンテン以外の国立公園の入園も可能になるという説明だったので、オーストラリア本土の国立公園にも入れるのかと質問すると、答えは否であった。差額(30.90AUD:2,818円:クレジットカード 決済)

受付の人にウォンバットを見に来たと伝えると、ここにウォンバットがいるよと「w」を書いてくれた。優しい。

RONNY CREEK停留所の近くがウォンバットの生息地域

今日はシャトルバスでDove Lakeの停留所まで行き、ハイキングをしつつ、ウォンバットの住処まで行くことにした。

終バスの時刻は季節によって変わるようだ。
シャトルバスのチケット。運転手に見せる。

我々のハイキングコースはDove Lake→Lake Lilla→Wombat Pool→Crater Lake→RONNY CREEKの予定である。

Dove Lake。湖畔一周コースにはチャレンジせず。
Lake Lille
Wombat Pool付近では四角いウンチを多数発見するも、ウォンバットには会えなかった。
Wombat Poolを見下ろす。
Crater Lake
RONNY CREEKまでの降り道
滝があった。

チケットブースのスタッフが「w」と描いてくれた地点に到着したのが16時15分。途中で休憩を挟んだが、登りあり降りありのトレッキングコースで我々は結構疲れてしまった。

しかし!

野生のウォンバットを発見!
子連れで移動している!かわいい!
親子で草を喰んでいる!かわいい!!

この親子は好奇心が旺盛なのか危機管理能力が欠如しているのか、どちらにせよおれにとってはラッキーなことに遊歩道まで近づいてきたので、超至近距離で愛でることができた。

赤ちゃんウォンバット!かわいい!!!

めっちゃかわいい。可愛くて可愛くて震える。触りたいけど、公園内では野生動物を触ってはいけないというルールがあるので我慢した。

今日の目的を、というかこの旅の目的を果たしたのでRONNY CREEKの停留所からシャトルバスに乗ってビジターセンターまで戻り、車で今日の宿に移動した。幸運にも初日からウォンバットに出会えたので、ワンデーパスをホリデーパスにグレードアップする必要はなかったのだが、でも良いのだ。ウォンバットはめっちゃ可愛いのだから、何度でも見に行けば良いのだ。

宿はWILDERNESS VILLAGEに2泊(710AUD:65,192円:クレジットカード 決済)する。素泊まりなのに結構良いお値段だった。レセプションでチェックインをして、自分たちの車でコテージまで移動する。

部屋はこんな感じ。
キッチン
このベッドとは別に寝室がある。

そう言えば、ここの冷蔵庫にも、ローンセストンの宿の冷蔵庫にも牛乳が入っていたのだけど、必須アメニティの一つなのだろうか。この地では紅茶やコーヒーには圧倒的多数の人間が牛乳を入れて飲むってことなのだろうか。知らんけど。知らんけどおれは牛乳が好きなので嬉しかった。

我々が宿泊した時レストランは営業しておらず、キッチンカーで料理を購入するというスタイルだった。おれたちは日本から持参したカップ麺を啜り、サバの缶詰を食べて早めに寝た。

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