2023.04.04
街中にあるレンタカー屋で車を借りた。オンラインで日本から予約をしておいたので、支払いを済ませて車を借り受けるだけのつもりだったのだが、スタッフがすごいスピードで何かを説明してくれている。でも何を言っているのか全然聞き取れない。そもそもおれの英語を聞き取る能力が低いのだが、スタッフの話す英語にオーストラリア訛りがあっておれの能力では歯が立たない。あとシンプルに早口で聞き取れない。あまりにも聞き取れないので「申し訳ないけどゆっくり話して欲しい」とお願いしたところ、「あーーーOK」と言ってニッコリと笑い、一呼吸置いてまた爆速で話し始めたので結局全然聞き取れない。
辛うじてinsurance(保険)という単語を聞き取れたので、ようやく「今のプランに追加で保険に入ること勧めます」という説明をしていることが判明した。聞けばタスマニアは未舗装道路が多く、小石を弾いて対向車の窓ガラスに傷をつけることもあるのだそうだ。他には動物との追突事故。
今回のタスマニア島旅行は、ここローンセストンを出発して途中クレイドル・マウンテンに立ち寄り、タスマニアの州都であるホバートに至るレンタカー縦断の旅である。
一週間はこの車を利用するし、そもそも不慣れな土地である。不安は金で解決しよう!と恋人と相談し、スタッフが勧めてくれた保険に入ることにした。加入した保険プラン名はアルティメット。とても強そうだ。かっこいい。
コンパクトカー8日間、ローンセストンの営業所借受、ホバート空港返却、アルティメット保険加入で1,093.950AUD(100,118円)だった。
先ずはCataract Gorge Reserveという公園まで運転した。ちなみにオーストラリアは日本と同じ左車線通行である。



弁当持参でピクニックや軽いトレッキングを楽しむ場所かな、と思った。
公園をあとにして郊外にあるIron Pot Bay Vineyardに向かった。ここで昼食をとる予定にしていたのだが、レストランは休業中(2023年4月4日現在)だった。




恋人は全部美味しい!と喜んで飲んでいたが、おれは飲めないしレストランが休業で空腹だったこともあり、はしゃいでいる恋人を見て若干イラついた。
ところで恋人の得意技の一つに、ネットで得た知識のひけらかしというものがある。今回仕入れたネット情報の一つに「タスマニアでは現地の人はウォンバットのことをウォンビーと呼ぶ」というものがあった。ワイナリーの女将さんとの会話で「この旅の目的は?」と尋ねられた恋人は意気揚々と「ウォンバット、あ、いや、ウォンビー。ウォンビーに会いに来たんです」と答えたところ「ウォンバットね。そこら辺を歩いているよ、ウォンバット。」と、女将さんがはっきりとウォンバットと言ってて面白かった。
ただ女将さんの英語はオーストラリア訛りをあまり感じなかったので、タスマニアネイティブではないのかも知れない。タスマニアネイティブは本当にウォンビーと呼ぶのかも知れない。可能性は未だ残されている。
恋人は試飲して気に入ったワインを購入し、良いワイナリーだったとホクホクしていた。
ローンセストンの街に帰る途中The Ducks Bar and Restaurantで昼食をとった。




おれも恋人も付け合わせのポテトが美味しいと絶賛した。おれはバラマンディという魚を初めて食べたのだが、ホロリと崩れる柔らかい白身があっさりしていて味は美味しいのだが、少し泥臭い匂いが苦手だった。合計60AUD(5,527円:クレカ決済)



帰りにWoolworths(スーパー)に寄って買い物をした。
レジを打ってくれた店員さんに日本から持参したエコバッグを渡したところ「グッジョブ」と言われ、誇らしい気持ちになった。ミスタードーナツで貰ったピカチュウがプリントされたエコバッグだったのだが、店員さんが「ピカチュウ可愛いよね。私の息子もポケモンが好き」と言っていて、ポケモンの世界的商業的成功ぶりすごいなと思った。




