ウルル(エアーズロック)旅行記03 早朝にフィールド・オブ・ライトとサンライズを堪能した後、恋人のあまりのドジっ子ぶりに唖然とした話。あと、シドニーまで戻ってきた話。

2023/04/14

朝4時に起床して軽い朝食を済ませるが、外はまだ暗い。早起きしたのは、これからフィールド・オブ・ライト&ウルル・サンライズツアーに参加するからである。公式サイトでは売り切れていたので、トリップアドバイザー(公式)から予約、購入した。ひとり89AUD(8,038円)だった。

我々が宿泊しているホテルThe Lost Camelの隣にあるホテルSails in the Desertの玄関前に5時15分に集合して、ツアーバスでフィールド・オブ・ライトの会場に移動する。

遠くに光りの畑が見えてきた。

想像していたよりも大きな規模の会場で、思っていたよりももっとずっと綺麗だった。

地表を這ういく束もの美しく光る線が菌類を思わせて、The Last of Usや風の谷のナウシカを連想させた。
テンションが上がって写真をたくさん撮った。
会場が広いおかげで人口密度は低く、早朝の暗がりの中を静かに歩く事ができて良かった。
美しい日の出も見ることができた。
日の出とウルル
ウルルはやっぱかっこいい。

暖かいコーヒーや紅茶、そしてクッキーが供されたのだが、ミロもあったのでそれが欲しいとスタッフに伝えると、「子供の飲み物だけど、、、」みたいな感じで渡してくれた。

そして、早朝から蠅が元気。おれは虫除けネットを持参していたので

これ

ネットを頭から被ると恋人が「自分だけずるいね」と言って来た。すかさず恋人の虫除けネットを渡してあげると「持って来てくれたんだ!ありがとう!」と言っていそいそと被っていた。部屋を出る前、恋人がネットをソファに放り投げたままにしていたので『恋人のことだからどうせ忘れて行くのだろう』と思い、おれが持って来ていたのである。

帰りにうっすらと淡い虹が出ていた。

今日でウルル滞在もおしまいである。朝ごはんを食べて荷造りをした。

出発する前に熱い紅茶を淹れて二人の水筒に注ごうとしたら、恋人が「ボノロンで買ったお気に入りのタンブラーに紅茶を入れて欲しいな。今度は溢れないように、リュックの横ポケットに縦の状態で挿すから大丈夫!」と自信を持って言うので、「紅茶熱いから気を付けてよ」と言い、不安を感じながらも恋人の希望通りタンブラーに紅茶を注いだ。

チェックアウトの時間になったので、さあ出発だ!と恋人が靴を履くためにリュックを背負ったまま前屈したので、リュックの横ポケットに挿していたタンブラーから紅茶が漏れ、恋人の背中とお尻、手を熱く濡らした。

どんだけおっちょこちょいなのか。

恋人は「あっつ!!!!」と大声を出し、今酷い目にあったのはおれが淹れた紅茶が熱すぎるせいだとイチャモンをつけてきたのでおれは「そんなわけないね?怒りの矛先を自分に向けたくないがために、目の前にいるおれに八つ当たりをしているんだろうけど、ダメだよ。冷静になって。」と恋人に言った。

そして、今回の旅行では今後このタンブラーの使用を禁止すると言い渡し、恋人も渋々了承した。

かわいいけれど、旅行中の使用を禁じられたタンブラー。

10時のチェックアウトだったが、空港行きのシャトルバスの出発まで時間があったのでホテルのロビーで時間を潰した。

フライトごとにシャトルバスが出ている。
The Lost Camelの中庭。なかなか快適に過ごせた。

エアーズロック空港に到着するとセキュリティに長蛇の列ができていて、2時間近く立ちっぱなしだったためとても疲れた。客がどんなに疲れてイライラしていても、空港の職員は談笑したりのんびりとお菓子を食べたりしてマイペースに働いているので、おれが職場の後輩に何度となく言ってきた「客に自分がどう見えているのかを考えて行動しなさい」という指導が、いかに限られた文化圏でしか通用しない注意なのかと思い知らされた。

シドニー空港に到着すると大雨が降っていた。空港から宿泊先であるMeriton Suites Campbell Street,Sydney(地図)まではタクシーで移動して47.88AUD(4,410円)だった。

ホテルのフロントでチェックインしようとしたら、システムがクラッシュしているので誰一人としてチェックインできない状態なんですとスタッフに言われるという珍しいハプニングがあったが、10分くらいでシステムが復旧して無事部屋に入る事ができた。

こんな感じの部屋。
キッチン付き。

晩ご飯は近所のスーパーで買い物をして、部屋でラム肉を焼いて食べた。

旅行中、とにかくラム肉をたくさん食べた。

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