PC版『サイバーパンク2077』

ゲームをあまりやってこなかった。

中高生の頃は、ドラクエとかファイナルファンタジーで遊んだけど。

でもゲームは、プレイ中は面白いのだが、読書や映画みたいに自分の中に余韻が残らないというか、経験値を得たような感じがしなくてあまり好きじゃない。

端的に言ってしまえば、時間の浪費だと思っている。

そして、ときはコロナ禍。家にいる時間が増えた。

友人がゲーミングPCを安く譲ってくれるというので、Steamでこのゲームを購入した。

結果、117時間を費やした。

その数字を見て、そんなにやっちまったのかと愕然とした。

熱中すると時間を忘れてのめり込んでしまう。

だからゲームをやりたくないのだ。

その昔、LINEバブルやパズドラ等のスマホゲームに熱中した時期があった。のめり込んだ結果朝寝坊し、課長からの電話で起床し、会社には遅刻した。課長は「体調が悪いんじゃないのか?大丈夫か?具合が悪ければ今日は休んで良いよ」と言ってくれたが、ゲームで夜更かしをして寝坊したなどと言えるわけもなかった。深く反省した。そしてゲームに熱中するあまり会社を遅刻してしまった自分に落胆し、全てのゲームアプリを消去したのだった。

本当は、読書や映画みたいに、自分のためになるエンタメじゃないから、という理由でゲームを嫌っているのではない。熱中してしまって、他のことが疎かになるのが嫌なのだ。

だからゲームはやりたくない。

だけれども、プレイ中はめっちゃくちゃ面白い。それがゲーム。

このサイバーパンク2077はやたらとバグが多いことで話題になったが、PC版ではストレスなく楽しめた。おれは『攻殻機動隊』が大好きなので、近未来を舞台にしたこのオープンワールドゲームは非常に面白かった。

義体を改造して強化したり、敵の電脳をハックして攻撃したりするのは、攻殻機動隊ぽくて楽しかった。

ちなみに、ストーリーを進めていくと良い仲になるキャラクターが存在する。男性同士でも恋人関係になることができるので、今時のゲームだなぁと思った。

テレビや映画や漫画では、男女の恋愛ストリーを描くものが圧倒的多数である。人口比率からみて性的指向がストレートの人の方が多数派なのだからそりゃそうなるんだろうけど、同性どうしで恋愛関係を結ぶ描写が多くなれば、それを気持ち悪いとか、変だとか、不自然だという人が減るんじゃないだろうか。『同性を好きになる人はいるよね。そういうものだよね』と思う人が増えるんじゃないか。そういう未来を期待している。

これはゲームのスクショフォルダに残っていた写真。

高齢のシノラーだ!と思って撮影して恋人に見せたが、篠原ともえをあまり知らない、とのこと。